ホリエモンの本を読んでみた

ホリエモンこと堀江貴文氏の自己啓発書「ゼロ」「我が闘争」「本音で生きる」「すべての教育は洗脳である」を読んでみた。

 

ホリエモンの本はどれもだいたい同じ内容で、失敗を恐れず行動とか、過去に囚われず今を生きようとか、社会の常識に縛られて不幸になるな常識を考え直せということを繰り返し書いている。同じ内容なら出す必要なくね?と思ってしまうがホリエモン曰く、自分の考えを広めるためには発信し続けることが大事なんだそうだ。

 

ホリエモンの本は自分の波乱万丈な人生と絡めて生き方を語ってくれるので説得力があり、ほかのよく分からない人たちが書いた自己啓発書よりも断然面白い本に仕上がっている。この人は自己啓発以外に仕事してるのか?って人が書いてる自己啓発書は内容が薄い。 

 

じゃあホリエモンの本を読んで人生変えようとしたか?と言われると今のところは特に変えていない。

 

読み終わった時はすごい熱狂した。ホリエモンすごい、俺も何かするぞ!と思ったが、読了から数日たってよくよく考えると自分とホリエモンは性格が違うと言うことに気づいた。自分は出来るだけ気楽に平穏に生きていきたいと思っていてホリエモンのような波乱万丈人生は望んでいないしホリエモンほどやりたいことがない。ホリエモンはやりたいことが次々出てくるらしくて今も宇宙とか食とか医療とか様々なことに取り組んでいる。ホリエモンはエネルギッシュな人なのだ。自分と合わない性格の人の人生哲学を真似しても不幸になってしまうのではないだろうか?

 

ホリエモンの考え方はちょっと前に流行ったアドラー心理学に通じるところもあるから、あんまりエネルギッシュじゃない人はゆうきゆうの「マンガでわかるアドラー心理学」を読むといいと思う。普段から低燃費に生きてる人がホリエ本を真に受けて生きようとすると多分、疲れて死ぬんじゃないだろうか。

 

そんな訳でホリエモン自己啓発書を読んだ結果、人生を変えようと行動することはなく一瞬だけ自分がホリエモンになって頭が良くなった気分になって終わるという結果になった。一瞬だけ「意識高い系」になっただけということだ。

 

自分のように一瞬だけ意識高い系になって終わってしまうかもしれないけど、とりあえず一度読んでみることをお勧めする。もしかしたら人生変わっちゃうかもしれないからだ。

 

別に人生変えたくないって人もホリエモンの伝記「我が闘争」か「ゼロ」は読んでみるといいと思う。自分は波乱万丈の人生は送りたくないけど人の波乱万丈人生を読むのは面白い。

 

我が闘争 (幻冬舎文庫)

我が闘争 (幻冬舎文庫)

 

 

 

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

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