試験終わったらやろうと思ってたことは大体やらない

毎回のように「この辛く厳しい試験が終わったら、あんなことやこんなことをしたい」 

って思って「試験終わったらやりたい事リスト」を作るんだけど、いざ試験が終わると途端にやる気が無くなってしまう。最初にこんな気分になったのは中学受験の時だったと思う。

 

小学生の僕はコロコロコミックが大好きでその影響でマンガを描くのが好きだった。友達にと一緒に見せっこしたりして楽しかったのを覚えている。でも僕は中学受験のために塾に通わされていた。3年生から5年生ぐらいまではまだあんまり忙しくなかったんだけど6年生になると塾の時間が増えて遊ぶ時間が少なくなってしまった。だから僕は「中学受験を終えて自由な時間ができたら好きなだけ描こう」と思うことにした。そして試験が終わった時のことを考えて受験勉強の時にもマンガの話を考えたりネタ集めしておこうと思った。そして無事に合格して受験を終えたのだが僕は2度と漫画を描くことはなかった。そしてほぼ唯一の趣味だった漫画をやらなくなった僕はpspでモンハンをだらだらやるようになった。ちなみにモンハンは2ヶ月くらいで飽きた。

 

中学高校の時も定期試験のたびに終わったらあれやろうこれやろうと思うんだけど結局やらなかった。

 

例えば、定期試験前になかなかやる気が起きないので掃除をすることにしたんだけどあまりにも大変だったから途中で諦めて「試験が終わったら掃除をするぞー」と決意したんだけど試験終了と同時にやる気がなくなった。「まあ汚くてもいいよね、使う時だけプリントの山をどければいいだけだし」と思ってしまった。

 

試験が終わったら気になってた本を読むぞーとか思っていても結局読まなかったし

 

ほぼ徹夜で一夜漬けをしたからたっぷり寝るぞーと思っても結局すぐ起きるし

 

試験期間中にスマホゲームにはまって終わったら思う存分やるぞと思っていたのに結局やらないし。

 

それどころか試験終了後に思いもよらないことをしてしまうこともあった。試験中にうんこしたくなってしまってなかなかテストに集中できず、せっかく勉強したのに全然できなかったことがあった。それで傷ついた僕は何故かヨドバシカメラにいってヨドバシのガチャガチャコーナーで土偶のガチャガチャを見つけて一心不乱にまわしてしまったのだ。土偶はコンプリートしたが散財。まさかあんなことをするとは思わなかった。当然、「試験終わったらやりたいことリスト」にはそんなの入ってなかった。

 

なんでこんなことが起きるのかというと多分、やりたいことっていうのはすぐに変わってしまうものだから、やりたいと思ってメモしていたことはもう頭の中では時代遅れのことになっているんだと思う。

 

だから出来るだけやりたいと思ったらすぐにやるべきなんだと思う。興味は長続きしない。

 

だから、気になる本はとりあえず買っとくという「積ん読」はいいことだと思う。いつか買おうってメモしたりほしい物リストに入れてるだけだと高確率で買わない。せっかく持った興味を大事にすることは大事だと思う。積ん読した本はいつか読みたい時が来るからその時になったら一気読みしちゃうから大丈夫だ。僕の場合はカズオ・イシグロの「私を離さないで」を積ん読してたんだけど今年まさかのノーベル賞をとってしまったので急いで読んだ。家族に「カズオ・イシグロ?もちろん読んだことあるよ」と言いたいがためにノーベル賞発表の日から2日で読み終えた。読むときは読む、だから僕は積ん読ばんざいだ。積みまくれ己の好奇心を。

 

ちなみに今は大学受験が終わったらps4か任天堂スイッチを買おうと思ってるんだけどその頃には買う気が失せているのではないかと思っている。買ってもすぐに飽きてしまうかもしれない。行きたい場所もあるんだけど多分行かないと思う。